古来、枕の素材には石や木、藁などさまざまなものがありました。 7世紀ごろ中国から「陶枕(とうちん)」と呼ばれる陶製の枕が伝わりました。 江戸時代に入ってから国内でも磁器で作られ、そのひんやりした感触が趣味人たちに好まれていたようです。 その寝心地が気になるところですが、頭に熱がこもって寝つきにくい夏、枕のひんやり感触がスムーズな入眠を促したことでしょう。